米国ゴールドジム破産申請その後

ゴールドジムといえば世界でもっとも有名なフィットネスジムで、その歴史は1965年にまで遡ります。
アーノルド・シュワルツェネッガーがトレーニングをしていたジムとしても有名です。
現在世界26カ国に展開し、日本でも多くのアスリートがトレーニングをしています。

 

そんなゴールドジムですが、COVID-19パンデミックの影響を受けて、2020年に30のジムを閉鎖し、その後Chapter 11(米連邦破産法11条)の破産保護を申請しました。この措置は、ゴールドジムが経済的な困難を乗り越え、事業を再構築するためのものでした。
上記はアメリカのゴールドジムの話であり、日本でのゴールドジムの展開はライセンス契約に基づくフランチャイズ運営である関係上、米国とは独立性が担保されているため大きな影響はないと公表されました。

 

一時はゴールドジムが無くなってしまうのではないかと心配されましたが、オンラインでのトレーニングやサービスの拡充、ジムの清掃・衛生対策の強化、会員とのコミュニケーション強化などの策が講じられました。また、新しいフィットネス機器の導入やプログラムの改善など、顧客のニーズに応えるための取り組みも積極的に行われています。
その後COVID-19から脱却と正常化によりジムの再開も進み2024年2月時点で、アメリカ国内にはゴールドジムが215箇所存在しています。これらのジムは全米各地に広がっており、特にテキサス州には全体の約27%にあたる58箇所のジムがあります。次いで多いのがカリフォルニア州で、全体の約15%にあたる32箇所のジムがあります。
ゴールドジムは長年にわたり、フィットネス業界で確固たる地位を築いてきました。そのブランド価値や歴史は依然として強力であり、多くの人々にとって信頼の置けるフィットネスパートナーとして存在しています。